夜中にゲームをプレイしていると、つい興奮して声が大きくなってしまい、家族から「うるさい」と注意された経験はないでしょうか。特にFPSやバトロワ系のゲームでは、緊張感のある場面で思わず叫んでしまうことがあります。
筆者も深夜のゲーム中に家族から苦情を受けた経験が何度もあります。本記事では、夜中のゲーム中の騒音対策について、音の仕組みから具体的な防音グッズまで徹底的に解説します。家族や隣人に迷惑をかけずにゲームを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
ゲーム中に声がうるさくなる理由
まず、なぜゲーム中に声が大きくなってしまうのかを理解しておきましょう。原因を知ることで、適切な対策を選べます。
ヘッドセットで自分の声が聞こえない
ゲーム中に声が大きくなる最大の原因は、ヘッドセットでゲーム音を聴いていると自分の声が聞こえにくくなるためです。
人間は自分の声を耳で聞きながら無意識に音量を調整しています(ロンバード効果)。ヘッドセットでゲーム音を聞いていると自分の声が遮られるため、無意識に声が大きくなってしまうのです。
ゲーム中の興奮や緊張
FPSで敵を倒した瞬間の興奮、あと少しで勝てそうな場面での緊張、理不尽な負け方をした時の怒りなど、ゲーム中はさまざまな感情が沸き起こります。これらの感情が高まると、反射的に大きな声が出てしまいます。
特にボイスチャットで味方とコミュニケーションを取りながらプレイする場合は、報告や指示の声も加わるため、さらに声量が増えやすくなります。
夜の静けさで相対的に目立つ
日中は生活音や外の騒音があるため、多少の声は目立ちませんが、深夜は周囲が静かなため、同じ音量でもはるかに目立ちます。昼間なら問題にならない声量でも、深夜だと家族や隣人に聞こえてしまうのです。
音の種類を理解しよう
効果的な騒音対策を行うためには、音の伝わり方を理解することが重要です。音には大きく分けて2種類があります。
空気伝播音(くうきでんぱおん)
空気を介して伝わる音のことです。話し声やゲームのBGM、スピーカーからの音などがこれに当たります。壁やドアの隙間から漏れ出す音が主な原因です。
空気伝播音は隙間を塞いだり、吸音材を設置することで大幅に軽減できます。
固体伝播音(こたいでんぱおん)
床や壁などの固体を通じて振動として伝わる音のことです。キーボードの打鍵音、足踏みの音、椅子を動かす音、机を叩く音などがこれに当たります。
固体伝播音は防音マットやカーペットで振動を吸収することで軽減できます。壁や天井を通じて振動が伝わるため、集合住宅では特に注意が必要です。
【防音グッズ編】ゲーム部屋の騒音対策
ドア隙間テープ
最も手軽で効果が大きい防音対策が、ドアの隙間にテープを貼ることです。
ドアと床の間には意外と大きな隙間があり、ここから声や音が漏れ出しています。隙間テープを貼ることで、空気伝播音の漏れを大幅に減らすことができます。
100円ショップでも購入できますが、防音専用の隙間テープのほうが厚みがあり、密閉性も高いためおすすめです。取り付けも簡単で、はさみで切って貼るだけです。
防音カーテン
窓からの音漏れを防ぐには防音カーテンが効果的です。一般的なカーテンと比べて厚みがあり、音を吸収・遮断する機能を持っています。
防音カーテンは遮光性も高いものが多いため、外の光を遮りたいゲーム部屋との相性も良いです。窓だけでなく、ドアの前に取り付けるのも効果的で、ドアからの音漏れをさらに軽減できます。
マイクをアップグレードする
ヘッドセット内蔵のマイクは全方位の音を拾いやすいため、大きな声を出さないと相手に声が届かないことがあります。コンデンサーマイクに変えることで、小さな声でもクリアに相手に届くようになります。
マイクの性能を上げることで声のボリュームを下げられるため、結果的に騒音対策になります。
単一指向性のマイクを選べば、正面からの声だけを拾い、ゲーム音やキーボード音をカットしてくれるため、ボイスチャットの品質も向上します。
カーペット・防音シート
フローリングの部屋では、椅子を動かす音やキーボードの打鍵振動が床を通じて階下に伝わりやすくなります。厚手のカーペットや防音シートを敷くことで、固体伝播音を大幅に軽減できます。
デスク周りだけでなく、椅子が移動する範囲全体をカバーするサイズのカーペットを選びましょう。
チェアマット
ゲーミングチェアの下にチェアマットを敷くことで、キャスターの転がる音や振動を吸収できます。フローリングへの傷防止にもなるため、一石二鳥のアイテムです。
厚みのあるチェアマットほど防音効果が高いですが、椅子の移動がしにくくなるため、程よい厚みのものを選びましょう。
【生活編】家族への配慮と騒音対策
家族が寝ている時間帯の対策
深夜帯にゲームをプレイする場合は、以下の点を意識しましょう。
- ボイスチャットの声量を意識する:自分の声は思っている以上に大きいことが多い
- マイクのゲインを上げて声を小さくする:マイクの感度を上げれば、小さな声でも相手に届く
- テキストチャットを活用する:深夜はテキストチャットに切り替えるのも一つの方法
家族がうるさいと感じた時の対策(耳栓)
ゲーマーの家族側の対策として、寝室で耳栓を使うことも有効です。完全に音を遮断するわけではありませんが、隣の部屋のゲーム音やボイスチャットの声を大幅に軽減できます。
家族にゲームの趣味を理解してもらいつつ、お互いに歩み寄ることが大切です。防音対策をしっかり行っている姿勢を見せることで、家族の理解も得やすくなります。
プレイ時間のルールを決める
根本的な解決策として、プレイ時間のルールを家族と話し合って決めることも重要です。例えば「夜11時以降はボイスチャットを使わない」「深夜0時以降はプレイしない」といったルールを設けることで、家族との摩擦を減らせます。
ルールを決めたらきちんと守ることが信頼関係を築くポイントです。ルールを守る姿勢を見せることで、家族もゲームに対して理解を示してくれるようになります。
キーボードの打鍵音対策
ボイスチャットの声だけでなく、メカニカルキーボードの打鍵音も深夜には気になるものです。以下の対策で打鍵音を軽減できます。
- 静音軸(赤軸・ピンク軸)のキーボードに変える:青軸は特にうるさいため、静音軸に変えるだけで大きな違いがある
- キーボードの下に防振マットを敷く:打鍵振動が机に伝わるのを防ぐ
- Oリングを装着する:キーキャップの底打ち音を軽減できる
- タイピングの力を意識的に弱める:底打ちを避け、ソフトにタイピングする
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まとめ
夜中のゲーム中の騒音は、ドアの隙間を塞ぐ・防音カーテンを使う・マイクをアップグレードするといった対策で大幅に軽減できます。固体伝播音にはカーペットやチェアマットが効果的です。
まずはドアの隙間テープから始めてみてください。最も安価で手軽にできる対策ですが、効果は驚くほど大きいです。防音対策をしっかり行い、家族や隣人に迷惑をかけることなく、深夜のゲームを思い切り楽しみましょう。










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