FPSをやっているとハイセンシやローセンシのどちらが良いかという話題が頻繁に出ます。
ローセンシの方が強いという人もいれば、ハイセンシの方が強いという話は絶えないです。
今回はマウスの感度を決めるeDPIの計算やハイセンシ・ローセンシのメリットとデメリットについて紹介します。
ハイセンシ・ローセンシの違いとは
ゲームによってハイセンシ・ローセンシの基準は異なりますが、一般的には以下を基準に考えると良いです。
ハイセンシ :振り向き15㎝以下
ミドルセンシ:振り向き15㎝~25㎝程度
ローセンシ :振り向き25㎝以上
振り向きとはゲーム内で後ろを振り向くまでにマウスを動かす距離のことです。ミドルセンシはハイセンシとローセンシの間の感度を言います。
ハイセンシとは
ハイセンシとは、マウスを少し動かした時に真後ろを振り向けるくらいマウスの感度が高いことです。
以下にハイセンシのメリットとデメリットを紹介します。
ハイセンシのメリット
・素早い視点移動が可能
・腕が疲れないので長時間のプレーができる
・小さいマウスパッドでも問題ない
・ソールの摩耗が抑えられる
FPSでハイセンシにすると、素早く反応する必要がある状況で有利になり、マウスをわずかに動かすだけで簡単にプレイヤーの視点を移動できます。
そのため、より素早く敵に対応できるようになります。
また、ハイセンシでプレイすると、マウスを大きく動かす必要がなくなり、デスク上でのスペースを節約できます。
躍動感あふれるプレイがしやすいので、見栄えするようなプレイをすることができます。
ハイセンシのデメリット
・エイムが安定しない
・細かいエイムが難しい
ハイセンシのデメリットは、視点移動が速くなりすぎてしまい、敵に照準をぴったりと合わせることが難しくなることです。そのため、照準が敵を通り過ぎてしまうことも多くなります。
また、銃の反動を抑えるリコイルの制御は細かい操作が必要なため、ローセンシと比べてハイセンシの方が難しいと言われています。
関連記事:【2023年最新版】FPSでハイセンシの人におすすめのマウスパッド7選
ローセンシとは
ローセンシとは、ゲーム内で真後ろを振り向く際にマウスを大きく動かす必要がある感度のことです。以下にローセンシのメリットとデメリットを紹介いたします。
ローセンシのメリット
・中長距離でもエイムを合わせやすい
・手ぶれの影響を受けにくい
・リコイル制御がしやすい
FPSでローセンシにすると、中距離や遠距離の敵にエイムを合わせやすくなります。
また、ハイセンシと同じマウスの動かし方をしても、視点がゆっくりと動くため、敵にぴったりと止めやすくなります。
また、正確な操作がしやすいため、手ぶれの影響を受けにくくリコイル制御がしやすいなどのメリットもあります。
安定したエイムが欲しい人はローセンシにすることがおすすめです。
ローセンシのデメリット
・腕が疲れやすい
・ソールが摩耗しやすい
・大きいマウスパッドが必要
ローセンシのデメリットは、長時間プレイすると腕が疲れやすいことです。腕が疲れやすくなるため、FPSを長時間プレイすると疲労でエイムが合わなくなってしまうことがあります。
また、ゲーミングマウスを動かす量が増えるため、マウスとマウスパッドの接地面であるマウスソールが摩耗しやすいこともデメリットになります。
関連記事:【2023年最新版】FPSでローセンシの人におすすめのマウスパッド5選
ハイセンシとローセンシどちらがおすすめか
結論から言うと好みでかまいません。ハイセンシとローセンシともにプロプレイヤーがいるため、特にこだわる必要はありません。
ただし、初心者にはローセンシをおすすめします。その理由を以下で説明します。
例えば、相手の頭に照準を合わせる場面を考えます。振り向き10㎝の人が頭に照準を合わせる時に1㎜の幅にマウスを止めない状況だとします。
その時、振り向き30㎝の人であればマウスを止めなければいけない幅は3倍の3㎜になります。
敵が遠ければ遠いほど正確にエイムを合わせる必要があります。そのため、敵にエイムを合わせやすいローセンシが個人的にはおすすめです。
関連記事:G Pro X Superlightをローセンシの人におすすめする理由!
自分の感度を確認するための計算方法
自分がハイセンシかローセンシなのかを知ることで強みや弱みがわかるため、自分の感度を確認する方法を紹介します。
DPIとは
DPIとはドット・パー・インチの略で、1インチマウスを動かした時に何ドット動くかの数値です。
ゲーミングマウスであれば、ボタンで何段階かDPIを変更できる機能が付いているものもあります。
また、メーカーが出しているソフトウェアでマウスのDPIを変更できるものもあります。
ゲームでの感度を決める時には、自分の使っているマウスのDPIがどれくらいに設定されているかは知っておく必要があります。
プロプレイヤーは400DPI, 800DPI, 1600DPIのどれかであることが多いです。DPIはこのどれかから選ぶことをおすすめします。
注意:DPIを高くしすぎるとカーソル飛びが起きやすくなるので注意が必要です。
eDPIとは
eDPIとは最終的な感度のことで、以下の計算で表されます。
eDPI=DPI×ゲーム内感度
プロプレイヤーの感度を真似するときにゲーム内の感度だけを真似する人がいますが、DPIも同じにしないとeDPIは同じにならないため、注意が必要です。
プロプレイヤーの感度を紹介【ゲーム別】
プロの感度の平均値は各ゲームのプロプレイヤー数十人の平均となっています。全てのプロの方の感度を計算に入れられているわけではないので参考程度に見てください。
VALORANT
VALORANTは他のゲームと比較して低感度の人が多いです。ハイセンシのプレイヤーもいるのですが、他のゲームと比べたらかなり少ないです。
平均値はeDPIが250程度で、振り向き26cm程度です。
DPIが800程度であれば、0.31くらいです。
APEX
プロの平均eDPIは1000程度で、振り向き21cm程度です。
DPI800であれば、ゲーム内感度は1.25程度となります。
オーバーウォッチ
オーバーウォッチはタンク、DPS、サポートとキャラクターの役職毎に平均のDPIが違いますが、大体eDPIは4500程度で振り向きは15㎝程度です。
DPI800であれば、ゲーム内感度は5.625となります。
FPSにおすすめのゲーミングマウスパッド7選
ソフトタイプのマウスパッドのおすすめ
ハヤテ 甲 XSOFT XLマウスパッド
おすすめのマウスパッドの1つ目は、ARTISANのハヤテ 甲 XSOFT XLマウスパッドです。
このマウスパッドはマウスが沈みこみやすく止めやすいので、ソフトタイプの中では1番おすすめです!
このマウスパッドのサイズは(縦x横x高さ)=42 x 49 x 0.4 cmとなっています。
今回紹介するマウスパッドの中で一番高額なマウスパッドですが、FPSで安定したエイムが欲しく止めやすいマウスパッドが欲しい人におすすめです。
Logicool G640 マウスパッド
おすすめのマウスパッドの2つ目は、Logicool G640です。サイズは(縦x横x高さ)=40 x 46 x 0.3 cmとなっています。
FPSプロの方なども使用していてとても評判が良く、様々な人が使いやすいゲーミングマウスパッドです。
価格もあまり高くなく、数ヶ月に一回であれば買い換えることも容易な金額なので、滑り具合を一定に保ちやすいマウスパッドとなっています。
個人的にかなりおすすめマウスパッドなので、迷っている人はこのマウスパッドを使えば間違いないと思います!
関連記事:G240/G440/G640のマウスパッドの違いやどれがおすすめか紹介!
SteelSeries QcK マウスパッド
おすすめのマウスパッド3つ目は、SteelSeries QcKのソフトタイプのマウスパッドです。
価格が2100円程度のマウスパッドで、サイズは(縦x横x高さ)=40 x 45 x 0.2 cmとなっています。
このマウスパッドは使いやすいだけでなく、値段も安いマウスパッドとなっています。
そのため、他のマウスパッドと比べて買い変えるハードルが低く、ゲームのプレイ時間や仕事などでマウスパッドを磨耗しやすい人に特におすすめのマウスパッドとなっています。
関連記事:SteelSeries QcKとQcK Heavyの違いを解説
BenQ Zowie G-SR マウスパッド
おすすめのマウスパッドの4つ目は、BenQ ZowieのG-SRのマウスパッドで、サイズは(縦x横x高さ)=39 x 47 x 0.3 cmとなっています。
かなりマウスを止めやすいゲーミングマウスパッドなので、止めやすさを求める人におすすめになります。
ハードタイプのマウスパッドのおすすめ
SkyPAD 3.0 XLマウスパッド
おすすめのマウスパッドの5つ目は、SkyPADのマウスパッドです。
素材がガラス製なので値段が高いですが、Amazonでもかなり評価の高いマウスパッドです。
また、サイズも大きく、ハイセンシだけでなくローセンシの人でも問題なく使うことができます。
値段が高い以外は文句なしのマウスパッドなので、ハードタイプのマウスパッドを使うならこのマウスパッドが1番おすすめです!
関連記事:ガラス製ゲーミングマウスパッドのおすすめ5選!メリット・デメリットを紹介
Logicool G440t マウスパッド
おすすめのマウスパッドの6つ目は、ゲーミングマウスパッドのハードタイプで定番のLogicool G440tです。
このマウスパッドは価格が3100円程度のマウスパッドで、サイズは(縦x横x高さ)=28 x 34 x 0.3 cmとなっています。
ハードタイプは比較的値段が高くなりますが、このマウスパッドは値段がソフトタイプと同じくらいのコスパの良いマウスパッドになります。
ハードタイプのマウスパッドなので、マウスとマウスパッドの表面との摩擦が少なく、とても滑りやすいです。
この商品はLogicoolの製品であるため、Logicoolのゲーミングマウスを使っている人には特におすすめできるマウスパッドとなっています。
SteelSeries QcK Hard マウスパッド
おすすめのマウスパッドの7つ目は、SteelSeries QcKのハードタイプです。
このマウスパッドは価格が2800円程度のマウスパッドで、サイズは(縦x横x高さ)=27 x 32 x 0.3 cmとなっています。
SteelSeriesのゲーミングマウスパッドはどれもコスパが良く、このマウスパッドも使いやすく値段も安いハードタイプのマウスパッドです。
値段が安いく使いやすいので、ハードタイプを試してみたいならこのゲーミングマウスパッドがおすすめです。
まとめ
今回はハイセンシとローセンシについてとそれぞれのメリット、デメリットを紹介しました。また、個人調べですが、プロの平均感度も載せたので迷ったら参考にしてみてください。
ぜひご参考になれば幸いです。
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